スラングが使えたらネイティブ級!
私たち日本人は少なくとも義務教育で6年、長い人だと何十年も英語を勉強しますね。
でも私たち非ネイティブがいくら英語を勉強しても、
やっぱりネイティブにはかないません。
スラングとか流行りの言い回とか、そういうものは全くもって僕も身についていません。ネイティブの感性というか感覚的なものを理解するのは、現地に住んでいた時もやっぱり無理でした。どうしても教科書通りになってしまうというか。。。
日本語にも、高校生が使う言葉、二十歳前後では流行っている言葉、ガラの悪い人たちだけが使う言葉といろいろあって、これらを日本語を勉強している外国人が使いこなしていたら、
スゴイ!
と尊敬を集めるのではないでしょうか。
非ネイティブとしては、そのレベルまでいかなくてもいいかと思うのですが、知っててソンにはならいものもあるかと。その中で今日ご紹介するのは、、、
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“Ain’t”
映画や音楽、ドラマなどでも結構耳にする表現ですので、知っている方も多いかもしれません。具体例を見てみましょう。
先生まだ来てないよ。は英語で?
==むかしむかし、、とあるサンディエゴの学校で==
その日、ぼくは少し遅れて教室に入りました。
あれ、先生まだ来てない。ホッ。
一応隣の子に確認しておきましょう。
“Hasn’t she come yet?”
まだ彼女(先生)は来てませんか?
アメリカ生活1年目。渾身の一文でした。
しかし、
彼女がぼくの方をみて ”プッ” と吹き出しました。
え、なに? なんか顔についてる??
-Not yet.
あれ、ちゃんと通じてるやん。
今回はぼくの発音が悪かったわけではないようです。
“Did I say something wrong?”
–No, you said it right, but it sounded a bit funny ‘cause that’s not how we say.
とにかく、なんか変な言い回しに聞こえてしまったんですね。
–we would say….
「Ain’t she come yet?」
“先生(彼女)まだなの?” / “先生まだなの〜?” (“ain’t” を使った文をどう訳していいやら僕にはわかりません。。笑)
出ました ain’t!そしてシンプル!
どうやら彼女たちとっては、ぼくのいった表現は堅苦しかったんですね。
日本で例えると、、、
若い学生がスラング乱用しながらでギャーギャー話をしている隣に留学生が座り、
“先生は、まだ来ていらっしゃないのでしょうか?”
(Hasn’t she come yet? がこういう訳になるかは別にして、かしこまった表現に聞こえた、ということです。)
と突然言ったら・・・
なんかちょっと面白くないですか?
多分そんな感じだったんだと思います。
ちなみにこの授業は Black Study といって、アメリカに住むアフリカンアメリカン(単純にいうと黒人の人たち)についての歴史を学ぶというものです。アジア人版として、歴史などを学ぶ Asian Study というものもあります。自分たちのルーツを学んだり、アイデンティーを高めたりする科目があるというのは、日本ではありえないですよね。
ぼくの隣も黒人の女の子でした。
周りを見渡せば、、、、
僕ともう一人香港人がアジア人代表。
白人ゼロ。
あと全員黒人。
チャレンジ精神を駆り立てられるクラスでした。笑
Black Study は、アフリカンアメリカンの歴史を “他の人種が学ぶもの” と勝手な思い込みをしていたので、そのクラスが黒人だらけになることを僕は初日まで知らなかったのでした。。。笑
Ain’t は “am not” “are not” “is not” “has not” “have not” と、not が絡むいろんな表現の短縮系として使うことができます。
しかし、くだけた言い方に聞こえることもあれば、”下品”、”教養不足”という印象を与えてしまう可能性もありますので注意が必要です。
–I ain’t going!! と強めにいうと、響きとしては
“行かないっていってるじゃんかよ!” 、 “行かな〜いよ〜!” みたいな感じでしょうか。
使うときにはその周りの人や雰囲気なども見極める必要がありそうです。
僕は、多分一生使いこなせないと思います。。。 さらにこの年で使うと白い目で見られそうです。笑
Koji
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発onライン事務局
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